Zabbix連携 障害検知からのジョブ実行
監視対象のサーバーやネットワーク機器に対し、障害検知をしたらメール送信する仕組みをZabbixツールで、運用しているユーザーが多いです。
この障害検知からメール送信だけでなく、障害機器のログや設定など関連情報収集、プロセス起動など、障害パターンに対応するジョブを自動実行するZabbixとの連携について説明します。
株式会社ワイドテックはZabbix認定パートナーです
認定パートナーとは、Zabbixが提供しているサービスや製品を提供ないし、技術サポートを行えることができるパートナーとして認定する、Zabbix社の公式パートナープログラムです。
POLESTARとZabbixの連携イメージ
障害検知からジョブ実行のシナリオ
「CPUが高負荷」の障害を検知した場合、対象サーバーの「TOP10プロセス」を自動取得する連携について説明します。
Zabbixの設定
監視アイテム、トリガーを設定後、アクション設定を行います。
アクション設定は、[設定]→ [アクション] から実行条件などの必要な項目を設定します。
図1 Zabbix アクション画面認
[設定]→ [アクション]→[実行内容] タブに設定を行います。
実行内容の詳細で、リモートコマンドを設定します。
図2 Zabbix アクション/実行内容画面
REST APIの書式
REST APIの書式です。
リモートコマンド:
REST APIコマンド [option] [url]
[url]には、POLESTAR Automationアプリケーションサーバーのurlと実行するジョブ番号を指定します。
[url]:http://192.168.0.1:8080/rest/v1/job/10969/execute
POLESTARのurlRESTのバージョンジョブ番号
[url]:http://192.168.0.1:8080
POLESTARのurl
/rest/v1/job/10969/execute
RESTのバージョンジョブ番号
POLESTAR Automationの設定
「CPU使用率が高い上位10個のプロセス情報収集」のジョブをスクリプトジョブで作成します。ジョブ番号は[プロパティ]タブで確認ができます。
以上で、障害を検知した場合、ZabbixからリモートコマンドをPOLESTAR Automationが受け取り、対象のジョブを自動実行します。
また、REST API連携で、POLESTAR Automationで管理している機器の構成情報などを出力することも可能です。
図4 構成情報(抜粋)
詳細はAPI公開インターフェースと利用方法をご参照ください。