レポーティングツールで報告書作成を自動化
POLESTAR Automationには、対象デバイスと表示したいプロパティをドラッグ&ドロップで設定し、簡単に一覧表を作成、Excelで出力できるライブオブジェクト照会bという便利なレポーティング機能があります。
ライブオブジェクト照会に加えて、定形の報告書を作成するための報告書機能があり、この機能を利用することで定期的な報告書の作成を自動化することができます。
1.報告書テンプレートの種類
報告書の標準テンプレートには、構成情報一覧表、ジョブの実行結果、毎日の点検状況の推移など頻繁に利用されるものがデフォルトで含まれています。また、ご要望に応じてお客様の求める報告書フォーマットや出力内容に合わせたカスタマイズにも対応しています。
主な報告書テンプレートを表1に示します。
表1 主な報告書テンプレート
No | テンプレート名 | 概要 | 対象 |
---|---|---|---|
1 | サーバ構成情報 | 登録済みサーバの構成情報一覧表 | サーバ |
2 | ネットワーク構成情報 | 登録済みネットワーク機器の構成情報一覧表 | ネットワーク機器 |
3 | 点検ジョブ結果 | 点検グループ別、デバイス別の実行結果一覧表 | サーバ、ネットワーク機器 |
4 | 点検結果(チャート、グラフ)‐対象指定 | 点検グループ、デバイス別に点検結果のレベルと推移をチャートとグラフで表示 | サーバ、ネットワーク機器 |
5 | スクリプトジョブ結果 | 対象スクリプトジョブ実行結果を表示 (ジョブIDで指定) | サーバ |
6 | ネットワークスクリプトジョブ結果 | ネットワークスクリプトジョブの実行結果を表示 (ジョブIDで指定) | サーバ |
7 | 登録済みサーバ一覧 | 登録済みサーバのOS別情報、接続情報、サーバ起動日時、サーバエージェントバージョンの一覧表 | サーバ |
8 | ユーザ実行履歴統計 | ログイン状況、コマンド実行、ジョブ実行などのユーザ実行履歴統計 | サーバ、ネットワーク機器 |
図1にサーバ構成情報の出力例を示します。
図1 サーバ構成情報出力例
報告書は、Excel、PDF、WORD、各種イメージファイル等、各種フォーマットで出力することができます。
2.報告書の定期報告
報告書機能では、スケジュールに基づいて、メールに添付して自動送信させることができます。
報告書作成の自動化を行うために、以下のような設定が可能です。
照会期間 : 報告書を作成する際に参照するデータ期間(範囲)設定
スケジュール:報告書を自動生成するスケジュールを設定(毎日、および毎週、毎月、隔月、四半期の曜日や時刻の設定)
添付ファイル:転送する報告書のファイル形式を設定。ファイルの形式はXLS/PDF/DOCから選択できます。
送付先:対象ユーザ、対象ロール、直接メールドレス入力での設定が可能です。
図2に設定画面を示します。
図2 報告書作成設定画面
定期報告の設定をすることで、例えば毎月、第1月曜日の朝8:30に、Excel形式のサーバ構成情報報告書を、インフラ運用管理チームメンバー全員にメールで送信するという事が可能になります。