NW機器のConfig、ACLのテキスト保存の自動化
日々の運用業務として、NW機器のconfig、ACLの設定のバックアップや監査用のエビデンスとして定期的に設定情報を管理保存する企業は多いと思います。
ターミナルソフトを利用し、NW機器のconfigやACLの設定情報をコマンドで取得してから、コピー&ペーストし、テキストファイル保存するのが一般的な保存方法です。
POLESTAR Automationには、ジョブ実行で取得した情報をテキスト保存する機能があります。
この機能を利用することで、複数台のNW機器に対して、設定情報の取得からテキスト保存までの一連の作業を自動化することができます。
設定情報の取得イメージ
複数台のNW機器に対し、一括でジョブ実行し、configやACLの設定情報を取得します。
取得した設定情報は、フォルダーへ自動的にテキスト保存します。
図1 イメージ図
登録設定手順
キスト保存する設定情報毎に登録設定を行います。(図2)
名称:名称入力
実行周期:実行スケジュールの設定
プロパティ:プロパティ値の設定
図2 登録設定画面
プロパティ項目
設定するプロパティは、ファイル名や情報取得するジョブの指定等になります。(図3)
FILE_NAME:保存するファイル名の形式指定
FILE_PATH:保存する絶対パス
FILE_ENCODING:エンコード方式
VALUES:情報を取得する実行ジョブの指定
<実行ジョブ 例>
・ACLの取得
・startup-configの取得
・running-configの取得
図3 プロパティ 設定画面
登録設定した一覧
登録した設定は、画面より確認が可能です。(図4)
設定したスケジュールで実行し、指定のフォルダーにテキスト保存を行います。
図4 テキスト保存する設定一覧
テキスト保存の実行結果
スケジュール通りにフォルダーが作成され、フォルダー内に指定のテキストファイルを保存します。(図5、図6)
図5 フォルダ一覧
図6 startup-configのテキストファイル一覧
このように、POLESTAR Automationでは、複数台のNW機器に対して、設定情報の取得からテキスト保存までの一連の作業を自動化することができます。