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ファイルライブラリやスクリプトライブラリを活用した
ジョブ作成の効率化


配布ジョブの実行やファイル/ソフトウェア/スクリプトの管理など、ライブラリを活用することで運用自動化ジョブの作成を簡単に行うことができ、運用作業の効率化につなげることができます。

ライブラリを活用することで、運用自動化ジョブ(配布ジョブの実行やスクリプトジョブの実行)の作成を簡単に行うことができ、運用作業の効率化につなげることができます。

ライブラリには、ファイルライブラリとスクリプトライブラリの2種類があります。

ファイルライブラリ:ファイルをライブラリとして登録し、ファイル配布ジョブ実行時に利用
スクリプトライブラリ:Python/ Perl/PowerShell/Shell/VBScript/Windows batchなどのスクリプトをライブラリとして登録し、スクリプトジョブ実行時に利用

1.ファイルライブラリの登録

ファイルをライブラリとして登録し、ファイル配布ジョブを利用して対象サーバーにファイル配布を行います。 複数のサーバーに共通で利用するOSパッチやアプリケーションの設定ファイルがある場合、標準の設定ファイルをライブラリとして登録し、ユーザー間でそのファイルを共有できます。標準設定ファイルはユーザーのPC からアップロードすることもできます。

1つのファイルライブラリは、1つのファイルで構成します。複数のファイルをライブラリとして登録する場合、個々のファイルをライブラリとして生成し、tar やzip などのアーカイブファイルとして登録します。

① 基本情報

ファイルライブラリに対する基本情報として[名称]、[説明]、[OS]、[分類]を入力します。

② ファイル

図1に示すようにファイルを選択し設定します。

ファイルライブラリ登録
図1 ファイルライブラリ登録

1. ファイル選択:マイコンピュータまたは対象サーバーを選び、ファイルが置かれているパスを表示される画面からマウスで選択できます。サイズや権限、所有者、グループは自動的に表示されます。

2. 配布サーバーを[ファイルサーバー]または[元ファイルの存在するサーバー]から選択します。
ファイルサーバーは、ライブラリ生成時にファイルがサファイルサーバーに保存され、ファイル配布ジョブ実行時にはファイルサーバーから対象サーバーに配布します。ファイルライブラリ登録後は元のファイルが変更/削除されてもファイルライブラリへの影響はありません。

元ファイルの存在するサーバーは、ファイル配布ジョブ実行時、元ファイルのサーバーから対象サーバーに配布します。 注意:元ファイルの存在するサーバーから配布する際に、対象サーバーとのネットワークが異なる場合は転送できません。

2.スクリプトライブラリの登録

スクリプトをライブラリとして登録することにより、スクリプトジョブで対象サーバーにスクリプトを実行することができるようになります。1つのスクリプトライブラリは複数のスクリプトジョブで利用できます。

① 基本情報

スクリプトライブラリに対する基本情報として、[名称]、[説明]、[エージェントレス]、[OS]、[分類]を入力します。

② スクリプト

図2に示すように、スクリプトの入力およびスクリプトに利用されるパラメータを設定します。

スクリプト
スクリプトを直接に入力するか、マイコンピュータからファイルを選択してスクリプトを入力します。

パラメータ
スクリプトを実行する時に使用するパラメータを設定します。パラメータを使うためには、スクリプトの中に「$1$1」、「$2$2」などの変数を入力します。該当変数はパラメータ設定画面で変数と紐付けられ、変数の番号順に表示されます。
[追加]をクリックしパラメータを追加し、パラメータ名称と値を入力します。パラメータ値は直接入力するか「$$$$プロパティ名$$$$」で入力します。入力されたプロパティ名は、サーバーに登録されているプロパティ値で変更され、パラメータとして適用できます。

スクリプトライブラリ登録
図2 スクリプトライブラリ登録

このように、ファイルライブラリやスクリプトライブラリを利用することで、ジョブ開発の効率化が行え、ファイル配布ジョブなどは1分もかからずに作成することができるようになります。


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