「CEATEC JAPAN 2017」出展決定! & 「BCP」のお話

2017年9月6日

ワイドテック プロダクト企画担当のYです。

前回6月から久々となる今回のコラムも、前回に続いて展示会の話題です。
コーポレートサイトの方では4日付けで発表済みなのですが、おかげ様で大盛況に終わった6月の「Interop Tokyo 2017」出展に続き、POLESTAR Automationがまたも展示会に出展することになりました。
しかも10月の「CEATEC JAPAN 2017」、11月の「Japan IT Week 秋(クラウドコンピューティングEXPO)」と2か月立て続け、さらに2回続けて(Interopから数えると3回連続で)会場は幕張メッセです。今回は、まずCEATEC出展についてのご案内です。

CEATEC JAPAN

CEATECという展示会は、かつては「エレクトロニクスショー(エレショー)」という名称で、最初の前身から数えると60年近くもの非常に長い歴史があり、来場者数も昨年で14万人以上と、国内のIT系展示会としては屈指の規模です。
長い間「エレショー」「CEATEC」といえば電子機器、それもBtoBよりもコンシューマー寄りの、いわゆる家電製品などがメインの「電子立国・日本」を象徴するイベントとして知られてきましたが、産業構造の変化などに伴い、昨年(2016年)からは「サイバーフィジカルシステム(CPS)とモノのインターネット(IoT)」の展示会として、スマート社会に欠かせない製品・ソリューションを展示するイベントへとコンセプトが変更され、今年は新生CEATECとして2年目を迎えます。

ワイドテックにとって、今回は初めてのCEATEC出展となり、しかもPOLESTARAutomationと、弊社のもうひとつの主力製品分野である電話関連ソリューションが揃い踏みする出展というのも初めてです。
POLESTAR Automationに関して今回の目玉はというと、実は4日のリリースにはしれっと記載済みなのですが、待望の「ネットワーク機器自動化機能」が搭載されることになり、CEATECがその最初のお披露目の場となります。この機能の詳細については後日またご紹介しますが、とりあえずネットワーク機器自動化の搭載は、決定事項です。

さて、ちょっと余談になりますが、先日、なぜか「BCP対策」という検索ワードでこのサイトに来訪してきた方がおられました。
BCPはBusiness Continuity Planの略、日本語では「事業継続計画」などと訳されますが、毎年9月1日の「防災の日」が意識される時期だったので、その影響もあったのでしょう。確かにPOLESTAR AutomationでIT運用を自動化、テンプレート化することは、災害を含む各種障害からの迅速な復旧を可能にする、広い意味でのBCP対策ソリューションといえなくもないですが、少なくとも当サイトには、今回のコラムが載るまで「BCP」という単語を登場させたことは、一度もありません。

ただし、弊社全体に目を向けると「BCP対策」は非常に重要なキーワードです。
電話転送自動切替システム「AUTOWARP」、クラウド型の電話転送サービス「転送録」など、BCPに直接役立つソリューションを提供しているからです。
このうちAUTOWARPは、発売から今年でちょうど10年を迎えた、オンプレミス型のロングセラー製品です。これまでに最大規模のお客様が5,000回線、2番目に大きなお客様は4,000回線分の切替設備を導入されているのですが、前者のお客様には、まさにBCP対策として採用していただきました(ちなみに後者のお客様は、ほぼ毎日切り替えておられます)。つまり、非常時に電話回線をバックアップ用の回線網に切り替えるのが目的で、年に数回のBCP訓練(切替テスト)を行う以外、普段は動いていないわけです。
このBCP用に導入された史上最大回線数のAUTOWARPが、過去に一度だけ、テスト以外で実際に稼働したことがありました。そう、東日本大震災の時です。
それまで幾度か繰り返されてきたBCP訓練の通り、AUTOWARPは震災当日、5,000回線を遅滞なく自動的にバックアップ回線に切り替え、期待された役割を果たすことができました。

今回のCEATECには、そんなAUTOWARPや、そのクラウド版としてスタートした「転送録」、それに両電話転送系製品のチームが新たに開発し、今月中に満を持して発表予定の画期的な新サービス(こちらもBCPに最適)も、会場でご覧いただけます。
これらの電話関連製品/サービス、そして我らがPOLESTAR Automationをひっくるめて、今回初出展となるワイドテックブースのテーマは、

「自動化(Automation)」

です。
CEATECのワイドテックブースは、幕張メッセ第1ホール入口の階段を降りて左手すぐ、という非常にわかりやすい場所にあります。
どうか、本コラムをご覧いただいた皆様も、ぜひともご来場いただければ幸いです。