POLESTAR Automationの強みって?(2) – 導入から自動化開始までを短期間で

2017年6月15日

ワイドテック プロダクト企画担当のYです。

6月7日から9日までの3日間、千葉市・幕張メッセで開催された国内最大のICTイベント「Interop Tokyo 2017」に、POLESTAR Automationを出展しました。
POLESTAR Automationの展示会出展は2回目だったのですが、ブース規模を前回の2倍として臨んだ今回は、ご来場いただいた方の数がなんと前回の 5倍 を超え、正直に言って予想を上回る大盛況となりました。

POLESTAR Automationの強み
実は、自分はPOLESTAR Automationがまだ企画段階にあった昨年も、Interopには行かせていただいたのですが、昨年は運用自動化製品の出展がほとんどありませんでした。今年は弊社以外にも複数の製品が出ており、他社さんのブースをチラッと覗かせていただいた限りでは、どちらも結構盛況だったように思います。運用自動化が注目分野になりつつあることを、改めて実感させられました。

さて、今回はPOLESTAR Automationの強みをご紹介するシリーズの第2弾として「導入の早さ」、すなわちIT運用を自動化すると決めてから、実際に自動化運用を行うまでの作業手順の簡単さ・手軽さ、期間の短さについてまとめてみます。
  1. 豊富なレディメードのテンプレート
  2. まずは200種類超という「テンプレート」の豊富さです。
    テンプレートについては、以前のコラム「自動化の手順書はどう作るか?」でも言及しましたが、POLESTAR Automationにおけるテンプレートとは、ある業務を行うためのスクリプトの集合体です。
    そもそも、運用自動化の導入から運用開始までの過程で、もっとも長い時間と手間を要するのが「現状の運用業務の分析」と「自動化ソリューションへの落とし込み」つまりスクリプティングなどと呼ばれる準備作業です。
    POLESTAR Automationでは、基本提供されるテンプレートをご利用いただき、IPアドレスのような環境要素をわずかに手直しするだけで、多くの業務はそのまま自動化できるようになっています。しかし、既存のテンプレートではカバーしきれないものもあるかと思いますので、その際は弊社でカスタムテンプレートの開発にも応じさせていただきますし、もちろん、お客様の方で直接テンプレートを作成していただくことも可能です。
    ちなみに、POLESTAR Automationが開発された最初の時点では、テンプレートは1つもなかったのですが、開発の過程で最初のお客様の業務分析を通じて多数のテンプレートが作成され、その後の構築案件では、そうしたテンプレートを使い、短期間で構築を終わらせることが可能となりました。中には、導入決定から自動化運用開始まで1か月程度で完了した事例もあるそうです。

  3. 導入の手軽さでも有利な「エージェント型」
  4. Interopにご来場いただいた皆様から一番多かった質問は「エージェント」に関するものでした。なんと半分以上もの方が、エージェントについて何らかの言及をされていたように思います。
    運用自動化製品には大別して「エージェント型」と「エージェントレス型」があり、POLESTAR Automationでは前者を採用しています。
    エージェントレス型は、SSHやSNMPといった既存のプロトコルを通じて構成情報を取得したり、コマンドやスクリプトを投入・実行したりするものです。文字通りサーバーにプログラムを追加で導入する必要がないので、耳当たりがよいようです。比較的近年に商品化された自動化製品は、エージェントレス型が多いと思います。
    ただ、Interopでは、実際にエージェントレス型の導入経験をお持ちの複数のSIer様から、SSHのアカウント設定など、最初に行う作業が意外に大変だった、という声もお聞きしました。
    一方、エージェント型の運用自動化ソリューションであるPOLESTAR Automationでは、「エージェント」と呼ばれる小さなプログラムを管理対象サーバーにインストールし、そのエージェントが管理サーバーと通信することで、自動化タスクを実行します。
    エージェント型は、エージェントレス型に比べて機能やセキュリティの面でもいろいろなメリットがあるのですが、その辺のご紹介は別の機会に譲るとして、今回のテーマである「構築期間の短縮」にも大いに役立っています。
    管理対象サーバー側で行う設定は「エージェントのインストール」、本当にこれだけ。あと、ファイアウォールを導入している場合はエージェントとマネージャーサーバー間の通信に必要なポートの開放も必要ですが、使用するポートは1個だけです。
    どこまでもシンプル。管理対象のサーバーが増えてもエージェントのインストールだけで済み、検索機能により管理サーバーへの登録も簡単です。

  5. Webブラウザで管理できて、しかも扱いやすいGUI
  6. あと、テンプレート開発を含む管理用のユーザーインターフェース(UI)がWebブラウザであることも、POLESTAR Automationのメリットでしょうか。
    他社さんの自動化製品では、管理用端末に専用のGUI版管理ツール(たいていWindows版だけ)をインストールして使うのが一般的ですが、わざわざツールをローカルにインストールすることなく、Webブラウザを開いてそのままサクッと使えるのは便利だと思います。
    このGUI、Interopにご来場いただいた皆様からも、直感的でわかりやすいとの声を多数いただきました。UIのわかりやすさは習熟期間の短縮や、自動化開始後の運用管理をスムーズに行うことにもつながるはずです。


今回のInteropは、多くのお客様とのダイレクトなコミュニケーションの機会として、今後のPOLESTAR Automationの営業やマーケティング活動についても、さまざまなヒントを得る場にもなりました。

ご来場いただいた皆様に、改めて感謝いたします。