運用自動化ソリューションを導入すると、運用スタッフは不要になるのですか?

2017年12月19日
運用自動化の導入により、これまで手作業・目視で個別に行っていた複数の日常点検やシステム構成確認などの作業を自動化・スケジュール化し、少ない人数で効率的かつ迅速に実施できるほか、例えばシステム障害の発生時に自動的にサーバーをリブートさせ、回復を図ることも可能となります。その結果をレポートとしてまとめる作業も、自動化できます。
しかし、システム障害の原因がハードウェア故障の場合、自動点検を通じて対象機器の動作可否をチェックするところまでは可能ですが、ソフトウェア的な対応だけでは修復できません。その他、自動で行う定期点検やシステム構成調査結果の最終的な確認、障害発生後の根本対策など、人の手が欠かせない部分は残ります。 運用自動化の真髄は、煩雑で退屈な繰り返し作業と結果の集約を、できるだけシンプルに行い、手作業部分を減らすことで、既存スタッフの稼働時間をより生産的な業務に配分できることにあると考えています。