ITインフラ運用自動化ソリューション「POLESTAR Automation」新バージョンV3.1を提供開始

2020年10月13日

~ 点検違反通知メールやジョブスケジュール表示、柔軟な構成リスト自動作成機能など
日常作業の「手間」をさらに軽減 ~

株式会社ワイドテック(本社・東京都千代田区、代表取締役・李光一郎)は、同社が日本総代理店として提供している、ITインフラ運用自動化ソリューション「POLESTAR Automation(ポールスター・オートメーション)」の最新版となる「POLESTAR Automation V3.1」を、10月19日(月)より出荷開始します。

POLESTAR Automation V3.1

[図1: POLESTAR Automation V3.1]

2019年9月の大型バージョンアップ以来の最新リリースとなるPOLESTAR Automation V3.1は、主にユーザーからのフィードバックの反映により、37項目もの新機能追加・改良を施しました。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による社会や経済の停滞からの脱却に向け、ユーザー本位の運用自動化を実現できるツールとして、さらなる進化を遂げています。

国内のシステム/サービス管理ソフトウェア市場規模は、2020年はコロナ禍等の影響もあり、前年からわずかに減少となる見込みですが、2021年から回復に転じ、2024年には3,500億円を超えると予測されています。(*1)

中でも運用自動化製品は、コロナ禍以前から全産業分野にわたる課題として推進されてきたデジタル・トランスフォーメーション(DX)に加え、コロナ禍のもとで業種を問わず導入が進んだテレワークやフレックスタイムのような、「3密」を回避できる新しい働き方の実践にも欠かせないツールとして、引き続き旺盛な需要が予想されるカテゴリーです。

大規模データセンターでの運用自動化ニーズから生まれたPOLESTAR Automationは、 ITインフラの安定稼働に不可欠ながら、従来は目視ベースの人海戦術でしか実施できなかった「点検」業務を、人手を掛けずに自動化することに重点を置いて開発されました。

構成管理を基盤とした独自の自動点検機能こそ、他の運用自動化ツールに対するPOLESTAR Automation最大の差別化ポイントであり、選ばれる理由でもあります。
さらに、OSやファームウェアのアップデート、ミドルウェア・アプリケーションのインストールとパッチの適用、運用報告書の作成など、サーバーやネットワーク機器の運用に関わる多様な業務を、広範にわたり自動化します。

近年は、官公庁・自治体や製造業などの非IT企業や、少数の情報システム管理者が事業所内のIT全般を担う「ひとり情シス」の顧客からの引き合いも増加しています。

  1. ■ POLESTAR Automation V3.1の新機能・改善点
  2. 親しみやすく属人化しにくい、軽快で直感的なHTML5ベースのGUIによる管理画面、導入から自動化運用開始までを短期間で実現する500種以上もの豊富なジョブテンプレート、REST APIによる外部連携など、POLESTAR Automationならではの特徴はそのままに、一層の扱いやすさを追求しました。

    • 1. 日常作業の「手間」をさらに軽減する機能の磨き込み

    新開発のカレンダー型ジョブスケジューラを搭載し、毎日の運用ジョブの実行予定や状況を月単位で俯瞰できます。登録・予約済みのジョブを直感的な操作で一覧表示しますので、その日に実行されるジョブを確認しておけば、ジョブの登録忘れも防止できます。
    また、デバイスの構成情報をスピーディに取得できる好評の「ライブオブジェクト照会」では、任意の項目(顧客固有の管理番号、設置先フロアや部屋、ラックの位置など)を登録できる「カスタムプロパティ」に対応。構成リストの柔軟な自動作成が可能です。

    新概念・カレンダー型UIのジョブスケジューラ

    [図2: 新概念・カレンダー型UIのジョブスケジューラ]

    部署名など任意の構成情報項目にも対応する「ライブオブジェクト照会」機能

    [図3: 部署名など任意の構成情報項目にも対応する「ライブオブジェクト照会」機能]

    • 2. メール通知機能と「急コール」連携

    点検ジョブをはじめ、各種のジョブ実行結果をメールで通知する機能を追加しました。普段からお使いのメールサービスのSMTPサーバー(SSL/TLSおよびSTARTTLSにも対応)を利用し、ジョブ結果をメールで通知できます。

    このメール通知と、ワイドテックが提供するクラウド型緊急連絡サービス「急コール」を組み合わせると、メールを受信した時点で指定した番号に電話を発信します。例えばバッチログでのエラーなど、重要な点検違反での迅速な通知が可能になり、プッシュボタン応答により対応結果も残せます。

    急コールのメール解析機能を活用すると、メール通知にシステム異常を示す内容が含まれるなど、本当に必要な時にだけ電話を鳴らすようにも設定可能です。

    • 3. クラウドフレンドリーな運用自動化を実現

    「3大パブリッククラウド」と呼ばれるAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)の運用管理への対応として、公開鍵認証および各クラウド固有形式のクレデンシャルによるログイン管理とインスタンスリスト自動収集、AWSでのエージェントレス方式でのサーバー一括自動登録機能を追加しました。

    セキュリティを損なうことなく、クラウドとオンプレミスの一体的な運用を実現し、ハイブリッドクラウド環境の自動化ニーズにも応えます。

    POLESTAR Automation V3は、ワイドテックより商用ソフトウェアとして、ライセンス版またはサブスクリプション版で提供されます。価格は標準版(サーバー向け)の場合、以下の通りです。

    1.  ライセンス版 1,200,000円~(最小購入数50ノード、税別)
    2.  サブスクリプション版120,000円~(最小購入数10ノード、年間使用料金(初回契約は2年分)、税別)

    3. ※ いずれもネットワーク機器専用に価格を抑えたNetwork Editionも提供
  3. ■ Japan IT Week 2020 秋に出展
  4. 毎年恒例となった、幕張メッセで開催される「Japan IT Week 秋」に、今回もPOLESTAR Automationを出展します。

    今年はコロナ禍を受け、徹底した衛生対策のもとに開催されます。

    ブースにはPOLESTAR Automation V3.1のデモ環境をご用意し、GUIならではの軽快な操作感や豊富な機能をタッチ&トライできます。

    今回はZabbix®に加えてRedmineも交え、アラート発生からチケット起票、回復処理、クロージングまでを一気通貫で行うAPI連携や、新機能のメール通知による急コールとの連携もデモします。

    また、会場には技術および営業担当者が常駐し、来場者の皆様からの製品や導入に関するご質問、デモやPoC(概念実証)実施に関する相談に応じます。

    会期 2020年10月28日(水)~30日(金)
    10:00~18:00 [最終日30日(金)のみ 10:00~17:00]
    会場 幕張メッセ(千葉市美浜区・幕張新都心)
    入場料金 公式サイトからの事前登録により、無料で入場できます。
    ※当日入場の場合: \5,000(税込)
    当社ブース番号 29-4(ホール5)[第1回 システム運用自動化展【秋】エリア]
    ※「Nkia」社(POLESTAR Automation 開発元)との 共同出展となります

    ワイドテックでは、幅広い運用シーンと多様なニーズに対応可能な、「使いやすく、確実に効果が出る」運用自動化ソリューションの提供に向け、引き続きPOLESTAR Automationの製品力強化を図り、コロナ後の「運用のニューノーマル」を推進・支援していきます。

以 上

※1 出典: IDC(2020年9月25日発表)
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ46878920