ホワイトペーパー Vol.6

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ホワイトペーパー Vol.6

POLESTAR Automationで必要となる
5年間のコスト(TCO)を試算

これまでインフラ運用自動化ツールの導入が積極的に進められてこなかった理由はいくつかあるが、最も高いハードルとなっていたのは、導入のためのコストであった。
このため、ソフトウェアの費用対効果に響いてしまい、監視や資産管理ツールなどよりも検討が遅れていたのが実情である。
しかし、自動化をテーマにOSSで使い勝手の良い製品が増えてくるとともに、人手不足への対応や属人性を排除するという理由で、検討対象に運用自動化、特に構成管理の自動化を検討する企業が増えてきている。

POLESTAR Automationは、商用ソフトウェアでありながら大手ベンダーが提供するOSSの保守料金よりも安価で、かつ高機能とGUIによる使い勝手の良さを実現している。
また、自動化ジョブを簡単に作成できるウィザードや、これまでユーザの要望で作成・蓄積してきた500種類以上ものジョブスクリプトのテンプレートを利用することで、構成管理の自動化を容易に実現できる。 ここでは、POLESTAR Automationを利用していただくために必要となるコストを具体的に示すため、導入費用と5年間の保守料金を含めたTCOを試算してみた。



試算の前提

POLESTAR Automationを、オンプレミスのサーバーに導入した場合の5年間のTCOを試算する。

まず、POLESTAR Automationを導入するサーバーであるが、誰もがEC等で購入できる一般的な製品とする。管理対象となるサーバー・ネットワーク機器が50台(ここではノードと呼ぶ)以下の小規模であれば、2コアのCPUでメモリが8GB程度のサーバーから導入が可能となる。そして、管理対象機器が増えてくれば、コア数やメモリ容量をスケールアップする。HDDはRAID5構成で、冗長性を確保しておく。OSはWindowsとし、100ノード以上の場合はアプリケーションサーバーとDBサーバー(OSSのMaria DBを利用)を別々のインスタンスに導入するため仮想化している(OSが導入されるインスタンスと併せ、合計3つのインスタンスにより構成される)。

POLESTAR Automationのソフトウェアは、ライセンスの買い取りと年間の利用料金であるサブスクリプションの2つのオプションから5年トータルで安価な方を選択する。なお、ライセンスの場合は、年間のソフトウェア保守料金(ライセンス価格の20%)を含めている。
また、導入に付帯するサービスとして、インストール、セットアップ、テスト、そして運用のトレーニングを含めた。 実際に運用する場合は、自動化のためのジョブスクリプトの作成が必要になるが、前述のように、既に500種類以上が公開されているため、この中から必要なもの選び使用することを前提としている。
少々スクリプトの知識がある技術者であれば、POLESTAR Automationならではのウィザード機能を使い、簡単にジョブを作成することができる。

下表に示すTCO試算テーブルは、対象機器数を10ノード、50ノード、100ノード、500ノードとした場合の試算結果である。
POLESTAR AutomationはCPUやメモリなどの追加や、クラスタリング構成を採用することで、容易に拡張が可能であり、30,000ノード近いサーバーを管理している事例もある。

下表では、サーバーを対象とした場合とネットワーク機器を対象にした場合の価格に分けている。もちろん、サーバーとネットワーク機器の混在も可能である。ちなみに、対象となるサーバーにエージェントを入れる場合とエージェントレスで行う場合、どちらも選択できるし、混在もできる(価格は変らない)。

表 TCO試算テーブル
表 TCO試算テーブル
  • サーバHW、OS、POLESTARソフトウェアおよび保守、標準的な導入サービス、トレーニングを含む
  • POLESTARはライセンス、サブスクリプションで安価な方を選択
  • 対象機器がサーバ、NW機器の混在も可能であるが、簡単のためここではサーバ、NW機器で表示
  • OSはWindows、Linuxから選択可能
  • 50ノードを超える場合はDB、アプリそれぞれを別インスタンスに導入。VM用インスタンスを含め3インスタンスが必要
  • ノード数とは対象サーバ(OS)数およびNW機器(OS)数
  • 今回は500ノードまでであるが、1システム30,000ノードを超える事例あり

TCO試算結果

ここでは「ひとり情シス」で管理するサーバー10台(ノード)から大企業でのサーバー100台(ノード)、そしてデータセンターでの500台(ノード)を想定して試算している。
ソフトウェアについては、ライセンスとサブスクリプションの選択ができるため、5年間でどちらが有利かを比較して安い方を加算している。


まず、10台(ノード)のサーバーの運用自動化を行うためには、サブスクリプションを利用し5年間で110万円(ネットワーク機器であれば約78万円)が必要となった。年平均では22万円となる。
次に50ノードの場合、ライセンスを購入した方が安く5年間で290万円(ネットワーク機器であれば約162万円)のコストがかかる。年平均だと58万円である。
100ノードの場合は仮想化環境が必要となるためハードウェアが少々高くなるが、5年間で546万円(ネットワーク機器であれば約303万円)となり、年平均のコストは約109万円、そして500ノードの場合は5年間で2,030万円(ネットワーク機器であれば1,006万円)。年平均では約201万円となる。

このように、POLESTAR Automationは商用ソフトウェアながら、ソフトウェアのコストが安価に抑えられているだけでなく、必要とするハードウェア・リソースもハイスペックなものは必要なく、導入も短期間で済むため、これまで構成管理やジョブスケジューラは高価であると二の足を踏んでいた企業でも導入しやすくなっている。
ひとり情シスでインフラの管理に十分手が回っていない企業でも、年平均22万円であれば、十分手が届く範囲ではないだろうか。

自動化ジョブスクリプトのテンプレート

POLESTAR Automationは、導入すれば定期的に対象機器の構成情報を自動収集するが、対象機器における個別の設定変更や、パッチの適用、情報収集などのスケジュール化は、自動化ジョブが必要となる。
例えばファイルサーバーの残容量を確認したり、定期的なパスワードの変更を行ったり、パッチの適用をしたりなどの作業において、自動化ジョブを作れば夜間に自動的に実行できる。
ワイドテックでは、ユーザからいただいたニーズを基に500種類以上の自動化ジョブテンプレートを作成し、ライブラリ化*しており利用できる。(*点検ジョブポリシーはオプション製品であるため対象外)
さらに、点検ジョブを使いこなすことで、バッチジョブの異常終了や障害ログの発見など毎朝や夜間の点検作業を自動化でき、点検業務の自動化だけではなく標準化も可能になる。

結論

インフラ運用自動化ツールはOSSが主導になり、多くの企業で導入の検討が始められるようになってきている。また、一方でTCOの低減のため、既存の商用構成管理ツールのリプレースを考えている企業も出てきた。
このような背景のもと、POLESTAR Automationは商用ツールではあるものの、価格を抑えつつ機能を高め、使い勝手を改善してきた結果、最近では運用自動化ツールの選択肢としてショートリストに載るようなってきている。
5年間のTCOも、コスト効果として十分に評価いただけるものであり、コロナ後に一気に進むだろうと見込まれる企業のデジタル化のための後方支援ツールとして必要不可欠になるだろう。

以上