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既存スクリプト資産の有効活用

システム管理の経験をお持ちの方でしたら、WindowsならVBScriptやPowerShell、LinuxでしたらShellなどを使って、定時起動やリブート、情報収集といった自動化スクリプトを作成したことがあると思います。
経験知から、この場合にはこのスクリプト、これをやるのであればこちらのスクリプトというように、いくつものスクリプト資産を積み重ねてこられた方も多いでしょう。

入力コマンド実行機能

単純な繰り返し作業を効率的に実行するには、スクリプトによる自動化が有効です。
スクリプトとは、VBScript やShellなどのスクリプト言語や、Python、Perl といったプログラミング言語で作成された作業用プログラムのことです。スクリプト言語は、C++ や Visual Basic などのプログラミング言語に比べ、小規模な問題をすばやく解決する目的で利用するのに適しています。

POLESTAR Automationには、複数のサーバーや特定のサーバーに対して、コマンドやスクリプトを実行し、結果をすばやく確認できる「入力コマンド実行」機能があります。
この機能を利用することで、POLESTAR Automation で管理している、100台、1000台、1万台のサーバーに、コマンドやスクリプトを一括で実行することができます。
POLESTAR Automationで扱えるコマンドやスクリプト言語は以下の7種類あり、OSや目的で使い分けることができます。

Expect
Perl
PowerShell
Python
Shell
VBScript
Windows Batch

図1に示すように、サーバーのワークスペースから、グループまたは特定サーバーを対象サーバー領域にドラッグ&ドロップすると、対象サーバーを簡単に追加できます。そして、実行するスクリプト種類を選択し、コマンド欄にスクリプトを入力し実行します。

入力コマンド設定画面
図1 入力コマンド設定画面

図2は、「ハードディスクの使用率」を取得するコマンドを実行した結果です。
このように、「入力コマンド実行」機能を利用して返り値を求めたり、複数のサーバーを設定することが可能です。

入力コマンド実行結果
図2 入力コマンド実行結果

既存資産のスクリプトを活用

図3に示すように、既存資産のスクリプトや日々の運用の中で使用するコマンドやスクリプトを、「登録コマンド」機能を利用して登録ができ、管理することができます。

登録コマンド参考例
図3 登録コマンド参考例

このように、特定の担当者しかできなかったコマンドやスクリプトを登録することにより、属人化を解消し業務の標準化が図れます。また、サーバー1台ごとに実行していた繰り返し作業を複数サーバーへ一括でコマンド実行ができるため、業務の効率化を図ることができます。


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