大手通信キャリア様の構成管理自動化事例

事例紹介 >

導入事例4 大手通信キャリア様構成管理自動化事例

構成画面例

点検ジョブ結果画面
運用台数 1,200台
導入背景 運用管理作業における生産性の向上
効率的なITインフラ運用環境構築のための体系的管理
導入前の課題 構成情報の収集、設定変更をリモート端末から手作業で実行
Windowsアップデートの適用と確認作業に時間と手間を要していた
要求内容 Windowsアップデートの自動化および適用状況の点検
自動化ジョブを利用して夜間に一斉設定変更、および点検
構成情報一覧表の作成自動化
主要機能 各種点検管理
ファイル配布及びインストール
スクリプトジョブ
報告書テンプレート
変更管理(監査)
導入効果

  • ジョブによる自動化で作業効率を高め、作業量の増加に対処
  • 自動化によりヒューマンエラーを無くし、作業品質の向上を実現
  • セキュリティ対策を迅速に適用し、リスクを低減

・・・

大手通信キャリア様では、カスタマサービス部門で使用する運用管理システムの作業効率を高め、情報セキュリティ対策を強化するため「POLESTAR Automation」を導入しました。
システム運用管理システムを構成する機器には、セキュリティ対策による個別パッチ導入や、システム・ネットワーク等の更改、また新サービス用のシステム追加に伴う、ソフトウェアの再導入や再設定等の作業を頻繁に実施する必要がありました。そして、それらの作業は主に人手で行われており、作業量も年々増加する傾向にあったのです。
そこで、これらの業務を自動化し、効率化するだけでなく、ヒューマンエラーの撲滅と作業品質の安定化も急務でした。

POLESTAR Automationを選ばれたのは、ジョブによるアップデートファイルの配布や導入、そして設定変更の自動化ができるのはもちろんのこと、直観的で、わかりやすいインターフェースが決め手となりました。
サーバーやネットワーク機器の構成情報がひと目でわかるインターフェース、表示された情報をすぐにExcelファイルに出力できる便利さ、そして、ドラッグ&ドロップやウィザードで簡単に設定ができる操作方法など、マニュアルがなくても直観的に操作できるわかりやすさを認めていただけたのです。

特に期待されていたのは、各種アプリケーションプログラム等の配布・適用の自動化と、自動的なWindowsのポリシー設定による情報漏えい対策の自動化でした。
これらの作業は、従来、リモート端末から個別に実施していましたが、POLESTAR Automationの利用により、自動的に実行できるようになりました。さらに、その実行結果の点検をジョブとして実行させることで、確認も簡単に行えるようになりました。

自動化により、作業手順を標準化できるだけでなく、一度作業を設定すればロボットのように正確に実行できますので、ヒューマンエラーが生じる可能性も減ります。結果として、作業品質の向上が実感できたとのことです。
昨今は脆弱性の問題も多く発生し、迅速な対応が求められます。システムの構成管理情報を日々収集しておけば、脆弱性が発見された場合はその対象をすばやく特定でき、併せて、脆弱性修正のためのアップデート適用も自動化することで、リスクの低減を図れます。
以上のような効果により、大手通信キャリア様のお客様対応業務の基盤となるシステムにおいて、よりきめ細やかなメンテナンス・セキュリティ維持が可能となると共に、お客様目線でのアクティブなリソース分配にも繋がり、更なるお客様対応業務の品質向上が期待できるというご評価をいただきました。