修正アップデート、アプリケーションの導入/更新も自動化
ワイドテック プロダクト企画担当のYです。
POLESTAR Automationがじわじわと売れ始め、現在、担当のエンジニアは納品するサーバーの構築に追われています。
POLESTAR Automationはソフトウェア製品ですが、弊社ではソフトウェアライセンスとしての提供だけでなく、サーバーにインストールした状態での販売にも応じております。今回、お客様よりリクエストがあったので、POLESTAR Automationの担当以外に、普段別の業務を担当しているエンジニアまで応援で参加し、鋭意作業中です。
その作業は自分の席のすぐ隣で行われているので、作業の状況は否が応でも伝わってくるわけですが、非常に勉強になることも多いです。
■インターネット未接続のシステムで、アップデートはどうやる?
最近、いわゆる「閉域網」、つまりインターネットに常時接続されていないシステムを組まれているお客様からの問い合わせが、相次いで弊社の営業宛にありました。
閉域網でサーバーやネットワーク機器を運用する場合、課題になるのが各機器とそのOSの修正アップデートパッチ、アプリケーションソフトウェアなどの導入や更新です。
Windowsでは例の「Windows Update」が米国時間の毎月第2火曜日(日本は時差の関係で第2水曜日)に定期配信されるほか、緊急の脆弱性対応などで臨時のWindows Updateが配布されることもあります。インターネットに接続されていれば、通常は勝手にアップデートパッチがダウンロードされ、たいていは再起動を伴って適用されます。
Adobe Flash PlayerやJavaランタイム、WebブラウザのGoogle ChromeやFireFox、IMEのGoogle日本語入力などは、割と不規則に自動更新されます。
しかし、インターネットにつながっていない閉域網では、自動でアップデートを適用することはできませんので、インターネットに接続された別のPCでダウンロードしたパッチファイルを、USBメモリなどを用いて閉域網の各サーバーに転送し、手動でインストールする、ということが行われます。
もちろん、最初から自動更新の機能などなく、手動で更新しなければならないアプリケーションソフトウェアも多く存在しますし、自動更新があっても新規インストールはたいてい個別に手動で行う必要があります。これらのケースでは、作業は閉域網か否かに関係なく、個別に行うことになりますね。
数百台規模ならもちろん、数十台でも結構面倒な作業です。
■POLESTAR Automationのソフトウェア配布機能が解決します
と、いうわけで、前述の閉域網のお客様には以前展示会でPOLESTAR Automationを紹介していたこともあって、白羽の矢を立てていただいた次第です。
POLESTAR Automationには、ファイルリポジトリとソフトウェア/ファイル配布の機能があり、POLESTAR Automationのファイルサーバー(リポジトリへの想定保存容量が少ない場合は、管理サーバーまたはDBサーバーと兼用可能)に保存されたアップデートファイルを対象のサーバーに配布し、複数のサーバーに対して同時並行的にインストールすることが可能です。
もちろん、すべての対象サーバーではなく、一部だけにソフトウェアのインストールや更新を実施したいこともあるでしょう。そのようなケースでは、サーバーを自動的に振り分け、分類するスマートグループ機能を用いて、対象サーバーと非対象サーバーを分けておけば便利です。
また、管理対象サーバーのWindows UpdateをWSUS(Windows Server Update Services)環境で管理していない場合は、POLESTAR Automationの「Windows Update管理モジュール」をお使いいただくことで、管理対象サーバーに対するWindows Updateの管理を、POLESTAR Automationの管理画面上で一括して実施することもできます。
アプリケーション導入や各種修正アップデートパッチ適用作業の自動化にも、ぜひともPOLESTAR Automationをご用命いただければ幸いです。