思い立ったら2営業日でお試し!「PoC on Cloud」はじめました

2018年12月6日

ワイドテックのYです。

2018年も残すところ、1ヶ月を切りましたね。

今年も3度の展示会を通じて多くの皆様にPOLESTAR Automationをご紹介する機会をいただきましたが、次の展示会は来年の5月までありません。そもそも、弊社で出展しているのはすべて首都圏の展示会なので、地方のお客様には参加が難しいこともあるかと思います。

そこで、少しでも多くの運用自動化に関心をお持ちの皆様にPOLESTAR Automationを体験していただけるよう、クラウド環境にPOLESTAR Automationのサーバーを構築しましたので、ここにご紹介させていただきます。

■クラウドにPOLESTAR Automationを構築するまで

サーバーのクラウド化は、もはや誰にも止められない流れになっていると思います。オンプレミスに物理的なハードウェアとそれを設置する場所がいらず、必要になったらすぐにサーバーを立て、不要になったら止められるクラウドは、大変便利なものです。

弊社でも社外向けのWebサービスを中心に、多くのサーバーをクラウド上で提供しています。全社的にはクラウドについての経験も、ここ数年でかなり積み上がっています。しかし、POLESTARチームは普段オンプレ案件ばかりで、クラウドの経験はあまり多くありませんでした。
そんな事情なので、構築までは百戦錬磨の他チームのメンバーにお願いしてもよかったのですが、ここは敢えてPOLESTARチームだけでやってみて、いざとなったらベテランの担当者に聞こう、という方針で着手しました。

まずはクラウドのプラットフォーム選択から始めました。特に私ことYは天の邪鬼なところがあるので、社内で利用例の少ないMicrosoft AzureやGoogle Cloud Platform(GCP)も検討したのですが、最終的に全社で知識やノウハウが蓄積されているAWSを選びました。

次にインスタンスの種類選択とコスト計算です。実は最初「t2」シリーズで構築したのですが、社内でAWSに関して圧倒的な知識量と経験値を誇るエンジニア氏から「最近t3っていうのができて、パフォーマンスもコストもt2より良いですよ」と指摘され、「t3」に移行しました。実はこの移行でちょっとした壁にブチ当たったのですが、すぐにWeb上で対策方法を調べて事なきを得ました。

事前知識ほぼゼロからスタートしたので、Elastic IP(グローバルIPアドレスの固定)なんかもインストールを終えた後で知ったほどですが、構築手順自体はオンプレと大差ありませんでした。VPCを介して、別に立てた管理対象サーバーに導入したエージェントと接続するというのも、仕組みさえ理解してしまえばオンプレと変わらない作業でした。
こうして、なんとか構築開始から数日で、弊社初のクラウド上のPOLESTAR Automation評価環境を、無事立てることができました。

「思い立ったら2営業日でお試し!「PoC on Cloud」はじめました 図1
AWSへの導入状況をPOLESTARで確認

■PoC on Cloud環境の概要

今回AWSに構築したPOLESTAR AutomationのPoC on Cloud環境は、クラウド上で評価を完結できるよう、管理サーバーと2つの管理対象サーバーから構成されています。
管理サーバーはPOLESTAR Automationの管理対象50台までの標準構成(管理サーバーとMariaDBが1つのサーバーに同居)となっています。
管理対象サーバーは、Windows Server 2012 R2、Amazon Linux 2(CentOS 7類似)がそれぞれ1台ずつとなっています。

ジョブはPOLESTAR Automationの点検サービスパックで提供している内容に加え、弊社で独自に作成した、シンプルながら運用現場のニーズに即した実用本位のジョブも多数収録しています。ジョブは当然、すべて実行可能で提供します。
ただし、今回はAWS上に構築した共有の評価環境となりますので、ジョブの新規作成や変更、新規のサーバー登録、構成リスト(スクリプト等)の編集、POLESTAR Automationそのもののシステム設定・ユーザー管理などの権限のない状態の、評価専用IDを提供させていただく形になります。
たとえば「管理者」メニューは全項目がグレーアウトしていますが、仕様です。

まずはPoC on CloudでPOLESTAR Automationならではの使いやすさに触れていただき、こうしたグレーアウトの部分まで見てみたくなった、というお客様には、ローカルPoC(ソフトウェアインストーラ+期限付きライセンス、または実機貸し出しにより提供)も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

■Raspberry Piにも対応しました!

ところで、このAWSへのPoC on Cloud構築プロジェクトと並行して、とあるお客様からご要望をいただいた件に関する検証作業を進めていました。その検証に適しているのがシングルボードコンピュータ(SBC)ということで、その代表格であるRaspberry Pi(通称ラズパイ)でのPOLESTAR Automationの動作検証も進めていました。

実は、この夏にも別途ラズパイに関するご要望をいただいていたのですが、その際はPOLESTAR Automationの開発元で検証しただけで、弊社ではテストできていませんでした。今回、ラズパイ対応のARMv7版Linuxエージェントが安定バージョンとなり、弊社でも動作確認が取れましたので、ここでご紹介させていただきます。

ラズパイをはじめとするSBCは、IoT向けのセンサーなどを接続する低コストの端末として注目を集めています。SBCを介して接続されたセンサー等のデバイスの点検、起動や停止、ログの収集などにも、POLESTAR Automationがお使いいただけると考えています。

なお、PoC on Cloudサーバーではローカルネットワークへの接続機能を提供していませんので、残念ながらラズパイや他のSBCは接続できません。ご了承ください。
ラズパイの検証をご希望される方は、ローカルPoCをお申し込みいただければ幸いです。

「思い立ったら2営業日でお試し!「PoC on Cloud」はじめました 図2
Raspberry PiのOS構成情報をPOLESTARで確認

ちなみに、今回AWSにPOLESTAR Automationを構築する過程で、クラウド上の管理サーバーをVPNなどを利用してローカルネットワークに接続し、オンプレ/クラウドを問わず管理対象サーバーがマネージできることもわかりましたので、現在テスト中です。
また、今回後回しになったAzureやGCPについても、いずれ構築テストを行います。
そうしたテストの結果は、順次本サイトを通じて情報発信して行くつもりです。

今回のPoC on Cloud提供開始により、POLESTAR Automationをより多くのお客様に体験していただける準備が整いました。お申し込みをお待ちしております。